胸の鏡よ 心濁すな

日記のように綴るブログ

只々

只々、私は生きるしかない。

生きることに飽きつつも、私は前を進む。

自分が思っているほど、自分は幸でも不幸でもない。大事なのは生きることに飽きないことだそうだ。

大好きな言葉。私は不幸のどん底とも思ってもない。かといって、幸福とも感じていない。只、私はラッキーだと思う。家庭的にも、経済的にも。

只、ちょっと生きるのに飽きてきてるというか、虚無感が近づいてるだけ。

でも、生きるしかない。私は死にたくはない。

この精神障害者だからこそ感じる、社会の不条理さに、虚しさを感じるだけ。

なんでなんにもないように、みんな振舞っているんだよ!

敬愛する、大島渚が亡くなったとき、クローズアップ現代で、大島渚の息子がそう大島渚が感じていたということを述べていた。

社会のせいにするな!という一元論ももっともだけど、社会の不条理さを指摘する人がいない。怒る人がいない。そんなこといったら、社会のせいにするな!と言われるからだ。

自己責任の時代。

変な国だ。奇妙な国だ。見て見ぬふり。知らん顔。誰も助けてくれない。自分を救うのは自分しかいない。

元パートナーが言った言葉も、一理ある。

でも、私はキチガイ。差別される統合失調症患者。
誰かのサポートが必要な立場。人は一人では生きていけないから、援助が必要。

人は一人では生きていけないのに。弱いところ見せて甘えてもいいのに。それをしなかったパートナー。

強がりの弱い人。

シンデレラみたいに、王子様が救ってくれるとは思わないけど、助け合いながら、お互い上がっていく関係になれるパートナーができれば。

とりあえず前に進んで、仕事頑張るしかない。

そしたら、出会えると思うから。

自立

元パートナーと冷静に話して、出てきた言葉、“自立”。

 
可哀想だから、相手を救うという姿勢が良くなかったから、前の奥さんは多重人格になってしまった。その理由は自立してなかったから。
 
自分を救うのは、自分しかない。
 
だから、自立が必要。
 
このBlogの開設のきっかけになった、坂口恭平さんの、「家族の哲学」の本にこの一節がある。坂口恭平さんは躁鬱病で、奥さんに結婚する時こう言われたそうだ。
 

「べつに一人で何でもできなくてもいいんじゃない?自立してないっていつも恭平は悩んでいるけど、私と毎日、確認しながらやっていけば、うまくいくと思うなら、それでいいと思うけどなあ」と、自立していない人間でも、二人で一緒になれば何とかなるのではないか、という方針をそっくりそのまま受けとり、結婚を申しでた。フーは最初から分かっていたように「いいよ」と返事をした。

そして、躁鬱病坂口恭平さんは、自分みたいな子供ができるのは怖いというと、奥さんは、こう述べた。

 

「大丈夫、大丈夫。恭平が一人で育てるんじゃないんだから。二人でやっていけば何とかなるって。同じ人間が生まれるわけじゃないし、きっとその子たちは恭平を助けてくれると思うよ」

 

この本を読んで、日本は自立とは一人で生きていくこと、という思い込みがあるけど、人は一人では生きてはいけないという、家族のありがたみを感じた。
最後に、家族を持ち、「幸福」と述べる坂口恭平
鬱の時も、子供に助けられ、奥さんに助けられ、生きている坂口恭平
 
私も、婚約破棄の時、今母親のありがたみを深く感じている。
 
鉄道好きの元カレや、ちょっとした知り合いに、母親と共依存と、母親と私の関係性を一元論に括り付けられ、苦しんでいて、死が近づいている時に、坂口恭平に電話をした。
 
その時に、言われたのは、自分の体内にも寄生虫がいるんだから、お互い助け合いながら生きているんだから、そんな一元論に囚われる必要はない!みたいなことを言われた。私も死ねば寄生虫も死ぬ。助け合いながら生きている。
 
意外だったのは、こういう病気になったのは、家族のせいではなかったのではないかと思っていたのは、私だけではなく、坂口恭平もそう思っていたそうだ。
 
帯にもなっている、この文章が今の私に突き刺さる。
 

 

家族がよかっただの悪かっただの、いったい何を言っているのか。
家族は永遠に変わらないし、変えればいいというものでもない。かといって、それが運命だなんておおげさに考える必要もない。ただ、その目の前の現象を確認することしか私にはできないのだ。それを克明に書けばいい。何ならビデオに撮影してみたり、録音してみたり、絵に描いてみたりしたっていい。
私はそうしてきた。
目の前の現実が、いったい何なのか分からないから。

 

 私もこのblogに、大分救われている。大学の時に教わった、池田浩士先生と坂口恭平は、イベントで対談したことがあるようで、そのことを伝えたら、

尚更書いた方が良い。他人のことを。自分のこと。

と、坂口恭平に言われ、blogを開設した。自分を纏めるために文章を書いているから、あなたもそうしたほうが良いと電話で言われた。

 

私は今、何をしてるんだろう、何やってんだろう、自分、と思うことがある。

自分の身体を、自分で操縦している感覚になっていなくて、流れに身を任せているというか、自分此処にあらず、と言った方が良いかもしれない。

でも、本を読むときや、文章を書いている時は、今を生きている、今を向き合っている実感があるから、blogに救われている。

只々、ぼーっとしたり、もやもやすることを書いたら、自分が纏まる。

 

これからも、書いて救われるだろう。

私も目の前の現実が、いったい何なのかわからないから。

心の貧困

日本は経済的には豊かだ。

GDPは、世界第三位。しかし、自殺率は韓国と世界一位、二位を争っている。

ツイッターでも、電車の人身事故で、遅れて迷惑だなーという、それが当たり前の空気感が伝わってくるんだけど、それが私は、怖いと思う。

臭いものには、蓋をしろ。

悲しいことには、目を向けない。

それぐらい、みんな自分のことに精一杯だから、そういう風に暗いことには、目を向けないという処世術なのだけど、それが自殺率を高めているのだと思う。

新幹線の焼身自殺も、迷惑よねー。1人で他人に迷惑かけないで、死んでほしいよねー、っとさらっという人もいた。

その事件は、その人は孤独だからこそ、新幹線で焼身自殺したのだろうというBlogを読んだ。

確かにphaさんの本を読んでても、ニートでも孤独にならずに、楽しく過ごしているように感じる。

どんだけ、お金を持ってなくても孤独にならなければなんとかなるというのは、持たない幸福論で分かった。

焼身自殺した人も年金、月12万は結構良い方だと思ったけど、彼は孤独だからこそ、みんなに自分の存在を見せつけるために、焼身自殺したのだろう。焼身自殺させるほどの孤独。

向田麻衣さんが支援しているネパールほどの、日本は分かりやすい貧困ではないけど、暗いところをみるとそういう数字が出てくる。
向田さんも、ネパールは日本より笑顔が絶えなくて、本当に支援というのが必要なのかな?と思ったそうだ。そしてメイクでの支援。

私も、ネパールには行ったことがないけど、大学の時に見たネパールのドキュメンタリーで、日本より笑顔が沢山あって、心から笑っているように感じた。
日本はニコニコしているけど、どこか作り笑顔。それが奇妙だと、ロストイントランスレーションで描かれている。
押井守は、イノセンスのインタビューで、日本は人形みたいだと言っていた。
なので、人形がテーマのイノセンスを作った。

私も、長野の栄村に行ったときに、そこの子供は子供らしかった。そして京都に帰ると、そこにいたのはドライな子供で生意気なことを言っていた。街ゆく人たちも、人形みたいだった。

今、ゆっくりだけど、渡辺京二の逝きし世の面影を読んでいる。

江戸時代、開国をして、日本に訪れた海外の人の記述を、膨大な量にして、日本は何を失い、どう変わっていったかというのを浮き彫りにしていく本なのだけど、これほどまでに日本は“逝った”のだなと思った。
この本で近代の見え方が違うと感じるほど。
分厚い本なので、まだ読みきれてないけど、こんなにも日本は急激に無理に近代化し、変わって失われたのだなと。

日本の近代史を学んで、日本は沢山の“歪み”があること。それは、大学の後輩と話したときに、出てきた言葉だ。

確かに経済的には豊かな、現代日本だけど、心の豊かさでは江戸ではないかなと。懐古主義ではないけど、純粋に人間らしい日本になれたらいいのにと思う。

私は、小さなことだけど、その手助けが出来たらと思う。

苦しい

今進めてる、出張エステが厳しい条件だ。でも、それはやりたい。相談担当が、元パートナーというのもあるけど、現実的なメールを元パートナーに送られて、やっぱり無理な企画なのかなと思った。
まず、本格的にやる前にトライアルでと言われて、ちょっとホッとした。

金土日の三日間でしようと思う。

この仕事が上手く行きますように。母親も反対だけど、このチャンスは逃したくないのだ。

上手く事が運びますように。

彼の対応も、どうなのか。
昨日普通に電話が出来て、フレンドリーに話すことが出来た。
最後に元気?と聞いたら、うん。と照れ臭そうに言っていた。

冷静な自分は、鞘に収まったら収まったでいいし、他に縁があるかもしれない。

三歳児の駄々っ子で我がままな私は、彼と離れたくないと暴れてる。

強気な自分は、他の男で行くぞ!っていう気持ちがある。

もうちょっと自分を探りたい。
今、自分の中の答えを探している途中。だから苦しいんだと思う。

答えを見つけだせますように。

光と闇

今日は、地元でイベントがあった。
前占ってもらった、ラムちゃんみたいな、ニューハーフの彼女が出店していたので、タロット占いをまたしてもらった。

色々な人に、結婚するじゃないですかと言われて、さらーっと別れたんだよねーと言える。

さらーっと言ったから、ビックリしたと言われるぐらいに。

でもそれは、どこか希望があるからなのだろう。
またやり直せるのではないかと。

次会う時、自分もどんな自分が出るかわからないし、彼もどう対応するかわからない。

冷静な自分は、鞘に収まったら収まったでいいし、もしかしたら他にも縁があるかもしれないというスタンス。

でも、どこか可能性を求めてるし、感じている。

もし、冷たく対応されて、もう無理なら絶望的な気持ちになるかもしれない。

それが、ちょっと怖い。

まだ、2割3割引きずっているのだろう。

タロットの結果は、今決断する時で、その答えはもう自分の中にあると。

でも、引きずらず、区切りをつけたほうが良いと言われた。

来月末の音楽イベントで、彼と会い、どんな自分が出てくるかで決めようと思う。

今は決断する時のカードがいっぱいでた。

そう、私は今決断する時。

なので、占いに頼ってしまうけど、ちょっとでもビジョンが見えたら。

ちなみに、今色んな人の意見聞き入れすぎてるとは、自覚あったけど、ズバッと指摘した、彼女の洞察力は凄いなと思った。

とりあえず仕事頑張ろ。

良い思い出と夢

徐々にだけど、元パートナーが良い思い出になりつつある。

しかし、夢では沢山元パートナーがでてくる。

冷たくされたり、良い関係だったり、様々な夢で彼は出てくる。

引きずっているのだろうか。

でも、彼のことを思い出すと、切ない感情も時たまあるけど、笑顔になることが多い。

初体験が不倫。18歳の時、30歳の人妻で、当時役者だった彼は、プロデューサーの奥さんと関係を持ったと笑

田舎の子って早くって焦ってさ!って言ってて、なんでとんでもない相手と関係持つんだろうと笑

18歳だから、純粋に相手に求めてさ!とかわけわからん。

3.11前から反原発運動してて、公安のブラックリストに載ってたらしい。

そして、それがネタになる元パートナー。

はちゃめちゃな生き方。純粋で誠実で真っ直ぐな人。だから、傷つくことが多かったようだ。

真っ直ぐで誠実な人。だからボロボロになる。

手先器用だけど、生き方が不器用。

そんな矛盾を孕んだ人間臭い彼が好きだった。

未だに、彼を救おうという姿勢があるけど、彼を救うのはタップしかないと言ってたので、そっとしておこう。

それが、彼にとっての優しさとして、受け取ってもらえるように。

今月末、音楽イベントで彼と会うけど、ギクシャクしないように、友達として接するように、自分に言い聞かせてる。

只々、彼が幸せになりますように。

私の願いは、それだけです。

無力

最近、無力感でいっぱいだ。

元パートナーの深い闇を照らすことができなかった。

自殺願望を持っている彼を救うのは、タップダンスしかないと。

私は彼と付き合うことで、死が遠くなった。

でも、彼はそうはならなかった。

最初見た時に、私のこと病気だと見抜いたそうだ。幻覚が見えてるように感じたと。

そして私の母親との関係に、母親に支配されていて、可哀想だと。

可哀想だと思って付き合ったと。

前の奥さんが、多重人格になってしまって、今は統合しているけど、そうなったのは、相手を救うという姿勢が良くなかったんじゃないかと、元奥さんとそういう結論に至ったらしい。

君の自立を妨げる。同じことの繰り返しだと言ってたのが、印象的だ。

自立しなくてもいいやんという、人もいる。

自立。

統合失調症の私が、自立出来るのかという自問自答がある。

統合失調症で、自立出来るのは3割ぐらいと精神科医の人が言っていた。

東京に転職しようと思ったけど、今は東京より、地方の方が可能性を感じたので、地元を選んだ。
地域に関わるボランティアの仕事も楽しいし。

東京に行くって決めたら、本当に仲の良い子がいないと寂しいよと、大学の恩師が言っていた。
仕事と家の往復で、しんどかったと言う人もいる。
イケダハヤトのまだ、東京で消耗しているの?というタイトルも印象的だ。

地方の方が可能性がある。やりたいことがいっぱいある私にとっては、地方の方がいいのかもしれない。

時々東京行くぐらいでいいのだろう。phaさんの、持たない幸福論で、時々都会、時々田舎と2拠点に置いて生きているのは、とても良いことだ。都会にも、メリットとデメリットがあるし、田舎にもメリット、デメリットがある。

今、学生時代の関係抜きにして、地方や地域に関わるコミュニティーにどっぷり関わって、このコミュニティーを抜けるのは辛いなと思った。

着物だけでなく、私にはいっぱいやりたいことがあって、色んな可能性があること。
やりたいことがいっぱいできるのは、地方の方が向いているということ。

それは、クリアなビジョンとしてある。

ちなみに、本屋で向田麻衣さんの美しい瞬間を生きるを注文した。
向田麻衣さんに、手紙を書こうと思う。

返事貰えるかは分からないけど、素直に感動したメイクでの支援と、それに影響を受けてこうしたい自分を手紙に書いて送ろうと思う。