孤独と向き合う
結婚や、恋人を持つことで、孤独を紛らわせていた。
結婚しても、子供ができても、そんなんじゃ孤独は消えないだろう。
誰もが、大なり小なり持っている「孤独」。
今は、クリスマス前だ。
この時期は、どうしても孤独を感じやすい。
ハチミツとクローバーで、確かこんなシーンがあった。
主人公が、クリスマスの飾りをみると、お前に居場所はあるか?と言われているような気がするというシーン。
そう、成功者でも孤独は感じる。まだ読んだことないけど、3月のライオンは、将棋で有名になっていくけど、有名になる者ならではの孤独を感じる主人公の話だそうだ。
暗いゴーストタウンの我が故郷の夜道を歩きながら銭湯へ行く。浴場では、地元のおばちゃん達が、たわいもないうわさ話やローカルネタを話している。
マイナンバーがどうたらこうたら。
あそこで火事あったみたいだねとか。
私は、輪に入らず傍観している。
そして帰りの夜道を歩く。
冬が迫ってくる。寒い夜空。
でも、空を見上げたら、綺麗な星達。
都会では、見えない小さな星が見える。
ネオンがないけど、星が照らしてくれる。
寂しい故郷を味わいながら孤独を噛み締めて生きるのも悪くはないなと思った。
人々は、寂しいからネオンを照らすのだ。
でも、田舎では夜空が照らしてくれる。
どちらが豊かか。
確かに言えるのは、クリスマスのイルミネーションよりも、満天の夜空の方が孤独を癒してくれるのだ。
孤独を噛み締める、秋。