胸の鏡よ 心濁すな

日記のように綴るブログ

お金と孤独

私の地元に移住してきた、とある家族がいる。

旦那さんはジャンベ奏者で、私のパートナーはタップダンスもするので、一緒にセッションして、とても仲が良い。

そのジャンベ奏者の奥さんは、2歳になる男の子がいて、学年は一個下で、出身は関西だ。

とても可愛らしい、NEO森ガールというか、控えめで大人しくて、料理が上手で、可愛いアクセサリーも作る作家さんだ。

でも、誰とでも仲良くするタイプでもなく、同年代で四国に深い友達がいないみたいだ。

昨日旦那さんから、僕の奥さんの友達になってよ、帰りに僕の家に寄って、奥さんのところに顔を出してと言われた。

現在、私達はその友達夫婦の近くで家を探している。パートナーも移住者だし、お互い助け合えるかなと。

奥さんとは、フィーリングが合うし、付き合いやすいけど、彼女の孤独には気づかなかった。

携帯を持っていなくて、固定電話でメールはパソコンのGmailだ。

小さな可愛い家で、小さな男の子と二人っきりで、孤独を抱えているなあと、家に入って直感で思った。

旦那さんは、遊び放題で、色んなところに友達がいる人だ。

前、旦那さんと大ゲンカして、お前は友達が少ないからだーと言われたそうだ。

自由なお金も少なく、旦那さんは働いてるけど、かなり外で遊んでいる。こっちで気の合う同年代の友達がいなくて、小さな息子と二人っきりは、かなり孤独だ。

その孤独に気づかなかった私自身に腹が立つ。

少しでも味方でいれたら。奥さんが、近くで私達二人が、引っ越してくるのが密かな楽しみにしているようで、帰り際にいつでも遊びに来てねと言ってくれたのは本心だろう。

2歳の男の子は、全く人見知りしないので、その子のおかげで、田舎の人からは受け入れられている。友達夫婦が住んでる集落は、小さい子がいないから余計だ。

夫婦仲が悪いと、子供にも悪影響が出るし、その奥さんの孤独は、他人ごとではないと感じるからだ。

外から見たら、幸せそうな家族と思って、勝手にそう捉えてたけど、そうじゃない。

私も病気持ちだし、医療費はかかるし、パートナーも、真面目に働いているけど、給料や待遇が良いかというと、そうでもない。これから、給料増える可能性はあるが、どうなるかはわからない。

私も、バリバリに働きたいけど、バリバリに働ける身体ではない。

子育ては、体力がいる。体力がない私に、出来るのだろうかとたまに不安になるし、まだまだ私は精神的に未成熟だと思うからだ。

料理もまだまだだから、料理が得意な友達夫婦の奥さんに色々教えてもらおうと思う。

タイトルから大きく話は逸れたけど、お金が沢山あれば幸せか?というとそうでもないし、お金が少ないとそれはそれで苦しい。

今世界を支配してるのは、人間では無くてお金だ。お金と上手く付き合わなくてはなーと思う。

何かモヤモヤすると、浪費してしまうことがある。

私の場合、大学の頃は孤独に感じると、浪費していた時があった。

でも大学で居場所が見つかったら、それは無くなった。

Phaさんの持たない幸福論を読んで、ニートというか、フリーランスみたいなPhaさんだけど、お金があまりなくても、孤独にならなければ、死なないのだなーと感じた。

何かあれば、友達が助けてくれるし、虚無感も感じることもない。

お金があっても、経営者は経営者の孤独があるし、孤独になると、下手したら病んだり自殺してしまうことがあるから、お金よりも、孤独にならないことが重要なのではないかと、友達夫婦を見て思った。

高給取りのサラリーマンでも、会社で孤立して、部屋でずっとパソコンに向かっているし、そして働かなくなったと、確かNHKのドキュメンタリーで流れていた。

今は、大なり小なりみんな孤独を抱えてるけど、虚無感に飲み込まれてしまうと危ない。
私のパートナーは、離婚した時、家族に危ないやつだと攻撃されたけど、自分自身を守って、友達に救われた。

私もなんだかんだで、理解のある友達に救われている。

友達夫婦の奥さんは、携帯を使うお金も惜しいらしく、ネットで孤独感を埋めてる人もいるけど、それすらできてないのは、やばいなーと思い、少しでも味方でいたいと思ったのだ。

でも、旦那さんの気遣いの発言がなければ、気づかなかったので、友達夫婦は、まだ冷え切ってはないなと思って、ホッとしている。

お金が少なくても、そばに助け合える友達がいれば、なんとかなるだろう。

そう思った、お盆前。徳島は、もうすぐ騒がしい阿波踊りのシーズンだ。