憧れの人、雨宮まみさん
雨宮まみさんが、死んだ。
まだ混乱している。
目標だった人が、早死したからだ。40歳。独身。
「事故」で死んだと発表していたが、自宅で「事故」とはどういうことだろう?自殺?など色々憶測が飛び交っている。
「40歳がくる!」で、酔いすぎであざだらけで帰ることもあったので、酔いすぎだろうか。ネットでは、大量に薬飲んでも事故になるからねという書き込みもあった。
「女子をこじらせて」を読んで、好きなことを仕事にして、凄く楽しい!嬉しい!と書いてあったので、まだまだ今の仕事の状況に満足していない私は、「いつか雨宮まみさんみたいになれたらなあ。。」と思っていた。
今月初めにも、H&MのKENZOのコラボの服を着てインスタにアップして、華やかな雨宮まみさんをみて、私もいつかバリバリに働いて、素敵な服を身にまといたいと思っていた。自分の稼いだ金で、高い洋服を買って。。。
そう、東京で働くバリバリのキャリアウーマンが私にとって雨宮まみさんだった。私のイメージそのものだった。
インスタを見ても、東京でしか着れないようなファッションを身にまとっている。THE東京というファッション。そして華やかな仕事。
でも「40歳がくる!」で、一番最新の投稿に、命を削りながら書いていると書いていて、そのせいなのかなと思った。記事の終わりが、華やかな流れだったので印象に残っている。
クリエイティブな仕事、特に有名な人は命を削りながら作っている。私の好きな安野モヨコ、庵野秀明夫妻も。私の身近な友人もそうだ。その友人は年商10億の社長で、個人資産5億。副業のバンドも売れて、その分命を削り、パニック障害と躁鬱病を患っている。
憧れの女性が死んだことは、なんだかどの道行ったらいいんだろうと動揺している。目標を失ったみたいで。
私は今どう働きたいか、もっと深く言うと「どう生きたいか」と自問自答するきっかけになった。一度お会いしたことのあるphaさんや、伊藤洋志さんみたいに、既存の道から外れてたくましく生きている人。
もしくは華やかな世界で活躍している雨宮まみさんだった。ワーカホリックな人。
二つとも共通するのは、たくましい人だ。
私はワーカホリックな、雨宮まみさんの様に生きたいと思った。でもこの早すぎる死で、働くってなんだろう?生きるってなんだろう?と思ってしまった。価値観がグラグラしている。
phaさんのように、世界はもっと豊かなはずを、日々忘れたくないと思ってたけど、その思いが強くなった。かといって毎日ゴロゴロはできないのだけど。程よく忙しいけど、心の余裕はある人。
本当に憧れの女性でした。「穴の底でお待ちしています」も好きな連載だった。こんな重い愚痴を優しく包み込むように指摘したり、励ましたりする。普通なら、みんなボロクソに批判する相談内容を、優しく癒す雨宮まみさんが大好きだった。
これからどう生きていけばいいんだろう?心の拠り所だった雨宮まみさんの新しい文章がもう読めない。そっと寄り添ってくれる人がいない。
雨宮まみさんは、天国に行かれたのだろうか?向こうの世界があるかどうかはわからないけど、向こうで優しく見守ってほしい。これは一ファンのエゴの気持ちですが。
雨宮まみさん、ありがとうございました。あなたのいない人生は不安ですが、一女性として、生きてゆきたいと思います。でも、早死はしません。命を削るほどのストイックな仕事をすると、あなたのように早死するかもしれませんが、私はあなた以上に生きていこうと思います。